院内血液検査

採血をして、当院で血液検査を行います。CBC・CRP・HbA1c・血糖値・一部生化学など、項目は限られていますが、約10分から15分で結果が出ます。
院外血液検査

採血をして、専門の業者へ検査を依頼します。一般的な項目については、約2~3日で結果が出ます(項目により時間がかかります)。その他、ピロリ菌の検査・アレルギー検査などさまざまな検査が可能です。ご相談ください。
迅速検査
ウイルス・菌 | 検体 | 時間 |
ロタウイルス | 便 | 10分 |
アデノウイルス | 咽頭粘液 | 10分 |
ノロウイルス | 便 | 15~20分 |
RSウイルス | 鼻咽頭 | 10分 |
ヒトメタニューモウイルス | 鼻腔粘液 | 10分 |
A群β溶連菌 | 咽頭ぬぐい液 | 10分 |
インフルエンザウイルス | 鼻腔ぬぐい液 鼻腔吸引液 鼻かみ液 | ~10分 |
胃カメラ

胃カメラ検査とは、口・鼻から内視鏡を挿入し、直接食道・胃・十二指腸の一部を観察する検査です。前日夜からの絶食が必要となります。予約制になっておりますので、症状のある方はまず受診してください。
尿検査

紙コップに尿をとっていただきます。尿検査により、腎臓および泌尿器系疾患の有無や程度がわかります。
便検査

ご自宅で専用容器に便を採取していただきます。お子様の場合、当院で浣腸後排便していただくか、排便後のオムツをご持参していただいても検査できます。
喀痰培養・細胞診検査
専用容器に痰を採取していただきます。喀痰検査は、呼吸器疾患の病態を知る有効的な方法のひとつです。
Spo2(経皮的動脈血酸素飽和度)

血液中にどの程度の酸素が含まれているかを示します。パルスオキシメータという簡易装置を用いて測定します。
呼吸機能検査

息を吸ったり吐いたりして、息を吸う力・吐く力・酸素を取り込む能力などを調べます。
鼻から空気が漏れないようにクリップでつまみ、マウスピースという筒をくわえて、スタッフの指示に従って息を吸ったり吐いたりしてください。喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患などの呼吸器の病気が疑われるときや、その状態をみるときに行います。
視力検査

視力検査表を用いて、「C」のような形の隙間がどの方向にあるかを示して検査します。
心電図
12誘導心電図

心臓の電気的な活動を記録したものが心電図の波形です。12誘導心電図検査の所要時間は3~5分です。
心電図でわかる病気には、不整脈、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、心肥大などがあります。
検査方法
- 胸、手首、足首部分の素肌が見えるように服や下着をずらし、ベッドに仰向けに休んでいただきます。
- 両手首と両足首の4ヶ所、胸に6ヶ所電極を取り付け(少し冷たいです)、心電図を記録します。記録は10秒程度です。リラックスして動かないよう、ご協力お願いいたします。
- 電極をはずして、終了です。
ホルター心電図
ホルター心電図とは、胸部に小型の機械を24時間装着し、日常生活における心電図波形を記録して、不整脈や心筋虚血の有無をしらべる検査です。装着する日とその翌日に来院していただく必要があります。また、基本的にホルター心電図装着時はシャワー浴・入浴ができません。
検査方法
- 電極を密着させるため、装着部位をアルコール綿で拭きます。アルコール消毒でアレルギーのある方は教えてください。
- 電極を貼ります。
- 電極に機械本体を装着し、心電図記録をスタートします。
- ホルター心電図を装着している間は、ほぼいつも通りに過ごしていただけます。何をしているときにどんな心電図の波形だったのかを確認する為、行動記録表を記入していただきます。
- 24時間後、再度来院していただき、機械と電極を外して終了です。必ず、行動記録表をお持ちください。
エコー(乳、甲状腺、腹部、頸部、心臓、下肢血管)

画像を見やすくするため、お部屋を少し暗くして検査を行います。体に直接機械を当てて検査を行いますので、人によっては押される感じやくすぐったく感じることがあります。 痛む場合は、遠慮なくおっしゃってください。
検査方法
- 上着など厚手の衣類は脱いでおいてください。検査部位が見えるように、衣服をずらしてベッドに横になっていただきます。
- 検査部位にゼリーを塗り、機械を当てて検査を始めます。
- 検査中は、観察しやすいように、体の向きを変えたり、息を吸ったり吐いたりしながら見ていくことがあります。
- 目的の臓器をすべて見終わりましたら、ゼリーを拭き取って終了です。
絶食について
腹部エコー検査前は絶食が必要です(その他の部位のエコーでは、絶食の必要はありません)。
午前の検査では朝食を、午後の検査では昼食を抜いてください。お茶、牛乳、果汁ジュース、コーヒーなどの飲み物も控えてください。
水や白湯は飲んでいただいて結構です。おくすりも飲んでいただいてかまいませんが、糖尿病治療薬を服用されている方は、ご相談ください。
注:食事をした後では検査できない場合があります。食事をしてしまった場合には、その旨お伝えください。
観察しやすくするため、検査前1時間程度はトイレに行かないでください。(*我慢できる範囲で結構です)
胸部・腹部レントゲン

X線を照射してフィルムに濃淡の像を映し出します。
- シップや磁石、カイロなどなど陰影をつくるものは外してください。
- 正しい姿勢で指示どおり深呼吸をして止め、撮影してください。
ABI(足関節上腕血圧比)
ABI検査とPWV検査は、手と足の血圧の比較や脈波の伝わり方を調べることで、動脈硬化の程度を数値として表したものです。この検査を行うことにより動脈硬化(血管の老化など)の程度や早期血管障害を検出することができます。